OANDAのMT4は2026年11月28日終了。EAは移管されない移行先の選び方
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FXは元本保証のない取引です。レバレッジにより、預け入れた資金を上回る損失(追加証拠金)が発生する可能性があります。
自動売買(EA)を使う場合も同じで、EAは利益を保証しません。余剰資金の範囲内で、リスクを十分に理解した上で検討してください。
tsumiba編集部が、OANDA証券の公式告知と各社の公開情報を突き合わせて確認しています。
「OANDAのMT4が終わると聞いたが、動かしているEAはどうなるのか」
公式のお知らせは日程と移管の事務手続きを伝えます。ただし「自分のEAが移行先で動くのか」は、そこには書かれていません。
結論から言います。
ポジションと残高はMT5へ移管されます。しかしEA・インジケーター・チャートの設定は移管されません。 これは公式告知の明文です。
そして移行先を選ぶとき、「MT4が使えるか」と「EAが使えるか」は別の質問です。ここを取り違えると、口座を移してもEAは動きません。
この記事では、確定している日程と、移管で手元から消えるもの、移行先を選ぶ条件を整理します。
- OANDAのMT4終了が2段階である理由と、デモ口座の扱い
- MT5へ移管されるもの・されないものの線引き(公式告知の明文)
- 「その口座でEAが動くか」を決める6つの条件と、条件を満たす口座の比較
- いつまでに何を終わらせるかの逆算
- 先に読む: OANDA証券の口座プランと取引条件を確認する
- 似た事例: JFXのMT4終了とEAが動かない理由
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終了の日程は2段階である
まず事実を押さえます。1つの期日だと思っていると、1回目の節目を見落とします。
OANDA証券は東京サーバーのMT4を、次の2段階で終了すると公式に告知しています。
| 節目 | 日程 | 内容 |
|---|---|---|
| ① 新規注文停止 | 2026年9月26日(土)の取引終了後 | 新しい注文を出せなくなる。決済は可能 |
| ② サービス提供終了 | 2026年11月28日(土)の取引終了後 | MT4そのものの提供が終了 |
デモ口座も本番口座と同じ日程で対象です。ここが見落とされやすい部分です。
MT4のデモでEAの挙動を確認しておきたい場合、実質的な期限は①の2026年9月26日です。②の11月28日ではありません。
またNYサーバーのMT4も利用できない扱いで、切り替え先としてfxTradeとTradingViewが案内されています。
「9月25日」「11月27日」という表記を見た場合
OANDA証券の告知は2本あり、日付の書き方が異なります。
- 2026年3月27日付の初出告知: 新規注文停止「9月25日(金)の取引終了後」/提供終了「11月27日(金)の取引終了後」
- 2026年6月13日付の告知(こちらが最新): 新規注文停止「9月26日(土)の取引終了後」/提供終了「11月28日(土)の取引終了後」
矛盾ではありません。 FXの取引週は土曜の早朝(日本時間)に閉じるため、「金曜日の取引終了後」と「土曜日の取引終了後」は同じ節目を指しています。
本記事は最新告知に合わせて土曜日付で表記します。
なお初出告知の時点では「残ったポジションの扱いは詳細が決まり次第あらためて案内」とされていました。
ただし6月の告知で移管が確定しています。古い告知だけを読んで不安を持つ必要はありません。
この章のまとめ:新規注文停止が9月26日、提供終了が11月28日。いずれも取引終了後で、デモ口座も同じ日程です。
移管されるもの・されないものを確認する
ここが公式の事務案内と、読者が知りたいことの差が最も大きい部分です。
移管されるもの
- 保有ポジション(終了時に残っていれば会社側でMT5へ移管)
- 残高
- 保有建玉に付随する決済指値・逆指値注文
- ログインパスワード(MT4のものをそのまま使用)
移管されないもの
公式告知は次のように明記しています。
MT4で使用しているEA(自動売買)やインジケーター、チャートの組表示等の設定は移管できません
つまりEAは移管の対象外です。移行後にあらためて設定する作業が発生します。
加えて、建玉に紐づかない新規の指値・逆指値注文も移管されません。エントリー待ちの注文を置いたままにしている場合、それは消えます。
またログインIDは変わります(マイページで確認)。パスワードは同じでもIDが違うため、EAやツールに保存している接続情報はそのままでは使えません。
移管先はスタンダードプランに限られる
FXの移管先はMT5のスタンダードプランの口座です。裁量プランへは移管されません。
OANDAの東京サーバーはプランで機能が分かれており、裁量プランはMT5を使えますがEAは動作しません。スタンダードプランはMT5でEAを利用できます。
EAを使う読者は構造的にスタンダードプランへ寄ることになります。
MT4のEAはMT5でそのまま動かない
移管の話とは別に、技術的な壁があります。
MT4のEAはMQL4、MT5のEAはMQL5という別の言語で書かれています。
互換性はなく、MT4用のEAファイルをMT5へ入れても動作しません。
自作なら書き直し、購入したEAならMT5版を入手し直すことになります。
「OANDAのMT5へ移れば今までどおり」とはならない理由がこれです。
MT4のEA資産をそのまま使い続けたいなら、MT4を提供している会社を選ぶのが素直な選択になります。
この章のまとめ:ポジションと残高は移管されますが、EA・インジケーター・設定と新規の指値注文は移管されません。MT5へ移る場合はEAの書き直しか入れ替えが必要です。
「その口座でEAが動くか」は○×では決まらない
移行先を探すとき、比較表の「MT4対応 ○」だけを見て決めると失敗します。
編集部が各社の公式情報を横断して整理すると、EAが動くかどうかは6つの条件の直列になっていました。どれか1つでもNOなら、その先は意味を持ちません。
| # | 確認すること | 実例 |
|---|---|---|
| 1 | 約款でシステム売買が許可されているか | JFXは公式MT5ページで「システム売買など約款で禁止する行為」と記載 |
| 2 | 外部ツール連携そのものに対応しているか | GMOクリック証券は「MT4など外部取引ツール・自動売買ツールとの連携には対応していない」と明記 |
| 3 | そのツールに発注機能が実装されているか | JFXのMetaTraderは「チャート分析専用となり、発注機能は実装されていません」 |
| 4 | その口座タイプ・プランがEA対応か | OANDA証券は裁量プランがEA非対応、スタンダードプランがEA対応 |
| 5 | その版・そのOSで動くか | FXTFはEAが使えるのがMT4のPCインストール版のみ。公式が「MacOSはサポートしておりません」と記載 |
| 6 | その提供が期日で終わらないか | OANDAの東京サーバーMT4がまさにこれ。JFXのMT4提供は2026年8月19日で終了 |
順番に意味があります。上の条件ほど技術で回避できません。 約款で禁止されているものは、どんな設定をしても動かしてよいことにはなりません。
そして重要な性質があります。
この6条件は、バックテストでは原理的に再現しません。 MetaTraderのストラテジーテスターは、約款もプランもOSも提供期限も見ないからです。
検証環境が完全に正常でも、実口座でだけ何も起きない、という状態が起こります。
「バックテストは回るのに実口座で1件も注文が出ない」場合、コードやログを読み込む前に、この6つを確認したほうが早いです。
この章のまとめ:EA可否は約款・外部連携・発注機能・プラン・版とOS・提供期限の6条件。1件も注文が出ない症状は、この層で止まっている可能性が高いです。
条件を満たす口座を比較する
各社の公式サイトで確認した内容を並べます。空欄・未確認は推定で埋めていません。
| 会社 | MT4 | MT5 | EA | デモ |
|---|---|---|---|---|
| 外為ファイネスト | ○ | ○ | 利用制限なし(公式明記) | MT4・MT5とも |
| FXTF | ○ | ×(未提供) | MT4のPCインストール版のみ | 未確認 |
| フィリップ証券 | × | ○ | 可(公式明記) | 1ヵ月 |
| OANDA証券(移行元) | 9月26日新規注文停止/11月28日提供終了 | ○ | スタンダードプランのみ | MT4デモも同日程で終了 |
| JFX | 2026年8月19日で終了 | ○ | 不可 | なし |
| GMOクリック証券 | × | × | 非対応 | 未確認 |
補足します。
外為ファイネストは、EAについて公式がこう明記しています。
EAの利用制限を設けておりません。ご自身で購入・作成されたEAを自由にお使いいただけます。また、スキャルピング制限もありません
MT4とMT5の両方を提供し、デモも両方あります。つまりMT4を続けたい人とMT5へ移る人を、1社で受けられます。
MT4のEA資産を持ったままOANDAから移る場合、条件としては素直です。取引単位は1,000通貨からです。
ただし「制限なし」は公式サイトの文言そのままで、取引ルール・約款側に別途の条件がある可能性までは確認できていません。
対応OS・スプレッド・スワップも公式で確認できていないため、未確認としています。申込前にご自身で確認してください。
FXにはリスクが伴います。余裕資金の範囲内でご検討ください。EAは利益を保証するものではありません。上記は公式サイトに記載されていた内容です。対応OS・スプレッド・スワップは未確認のため、最新の条件は公式サイトでご確認ください
→ 外為ファイネストの口座条件を公式サイトで確認する(無料)PR 公式サイトへ移動します
FXTFはMT4を提供しています。
ただしEAが使えるのはPCインストール版に限られると、公式が版を限定して記載しています。
推奨OSはWindows 11で、動作環境の注意事項に「MacOSはサポートしておりません」と記載があります。
Macを使っている場合、公式サポートの範囲内でEAを動かす手段がありません。Mac対応とEA可が排他になっている点は、移行前に確認してください。
24時間の稼働には別途VPSが必要と公式が明記しています。MT5は未提供です。
フィリップ証券はMT5で、公式が自動売買可能と明記しています。macOS・iOS対応を明記している点が他社と異なります。
デモは1ヵ月間、取引単位は1,000通貨から、24通貨ペアです。MT5なのでEAは入れ替えになります。
JFXとGMOクリック証券は、EAの移行先にはなりません。
JFXのMetaTraderは発注機能が実装されておらず、約款でシステム売買が禁止行為として挙げられています。
GMOクリック証券は外部ツール連携そのものに非対応です。
なお松井証券FX・DMM FX・SBI FXα・セントラル短資FXについては、MT4・EAの対応可否を明記した公式ページを確認できていません。
「公式一覧に記載がない」ことを「非対応」とは書かない方針のため、未確認として扱います。
この章のまとめ:MT4資産を活かすなら外為ファイネスト、MT5へ移るならOANDA継続・フィリップ証券が候補。MacならEA可の版があるかを先に確認します。
いつまでに何をするかを逆算する
日程から作業を戻します。
9月26日の取引終了までに済ませたいこと
- MT4のデモでEAを検証する予定があるなら、この日が実質の期限(デモも同日程で新規注文停止)
- 建玉に紐づかない新規の指値・逆指値注文を棚卸しする(移管されないため、必要なら出し直す)
- 移行先の候補を1〜2社に絞る
11月28日の取引終了までに済ませたいこと
- 使っているEA・インジケーター・チャート設定のバックアップを手元に保存する(移管されない)
- 移行先のデモ口座で、そのEAが実際に動くかを確認する
- 口座を分ける場合は、開設と入金の所要日数を見込んでおく
MT5のスタンダードプランへ残る場合
MQL4のEAはそのままでは動きません。書き直すか、MT5版を入手し直す時間を計算に入れてください。
「11月28日まで時間がある」と考えていると、EAの移植作業でそのまま期日に届かないことがあります。
この章のまとめ:実質の第1期限は9月26日。設定のバックアップとデモでの動作確認を先に置きます。
よくある質問
Q. MT4のポジションを持ったままだとどうなりますか。
A. 終了時に残っているポジションは、会社側でMT5のスタンダードプランへ移管されると公式が告知しています。
残高と、建玉に付随する決済指値・逆指値も移管されます。
Q. EAの設定ファイルは移してもらえますか。
A. 移管されません。公式告知に「MT4で使用しているEA(自動売買)やインジケーター、チャートの組表示等の設定は移管できません」と明記されています。
手元でバックアップを取ってください。
Q. 同じログイン情報でMT5に入れますか。
A. パスワードはMT4のものをそのまま使えますが、ログインIDは変わります。マイページで確認してください。
Q. OANDAのMT5に残れば自動売買を続けられますか。
A. スタンダードプランならMT5でEAを利用できます。ただし裁量プランはEA非対応です。
またMQL4のEAはMT5では動かないため、書き直しか入れ替えが必要です。
Q. 移行先でまた同じことが起きないか心配です。
A. 「MT4の提供有無」だけで選ぶと同じ場所に戻ります。約款・外部連携・発注機能・プラン・版とOS・提供期限の6条件で確認してください。
国内のMT4環境は縮小が続いており、提供期限は特に確認すべき項目です。
Q. 移行先の口座で1件も注文が出ません。EAが壊れたのでしょうか。
A. コードを疑う前に、上記6条件を先に確認してください。1件も出ない症状は、発注より手前で止まっているサインです。この層はバックテストでは再現しません。
まとめ
- OANDAの東京サーバーMT4は新規注文停止が2026年9月26日、提供終了が2026年11月28日(いずれも取引終了後)
- デモ口座も同じ日程。MT4デモでのEA検証は9月26日が実質の期限
- ポジション・残高・建玉付随の決済注文は移管されるが、EA・インジケーター・設定と新規の指値注文は移管されない
- MT5へ残る場合もMQL4のEAはそのまま動かない(MQL4とMQL5は非互換)
- 移行先は「MT4対応○」ではなく、約款・外部連携・発注機能・プラン・版とOS・提供期限の6条件で選ぶ
MT4の資産をそのまま活かすか、MT5へ作り直すか。先にそこを決めると、候補が絞れます。
FXにはリスクが伴います。余裕資金の範囲内でご検討ください。EAは利益を保証するものではありません。EAが使えるのはMT4のPCインストール版で、推奨OSはWindowsです。MacOSはサポート対象外と公式に記載があります
→ FXTFの口座条件を公式サイトで確認する(無料)PR 公式サイトへ移動します
PR
他の口座条件も公式で確認する
EAの可否・対応OS・デモの有無・提供期限は変更されることがあります。取引条件は各社の公式ページで、選び方の判断軸は比較記事で確認してください。
松井証券 FXの公式条件を確認する 1通貨単位から取引可能(通貨ペアにより異なる)。レバレッジコースとロスカット率は選択制。FXは元本割れや預け入れた資金を上回る損失が発生するリスクがあります。申込前に必ず公式条件を確認してください。
各社の条件は変更される場合があります。最新の情報は各社公式サイトでご確認ください。
本記事は確認日時点の一般的な情報で、特定の取引や商品を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
参照した公式情報
- OANDA証券「東京サーバーMT4/MT5 変更に関するお知らせ」
- OANDA証券「重要な変更に係るスケジュール」
- OANDA証券「東京サーバー(TY3)について」
- 外為ファイネスト公式サイト
- FXTF「FXTF MT4」公式サイト
- フィリップ証券「フィリップMT5」公式サイト
- JFX「JFXのMT5が選ばれる理由」
- GMOクリック証券 FAQ(外部取引ツールの対応)
- OANDA証券の口座プランと取引条件を確認する(移行元の条件を見直したい人向け)
- JFXのMT4終了とEAが動かない理由(同じ構図の先行事例)
- FX口座の比較条件を確認する(条件から選び直したい人向け)